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“MUSICAL SAW PICNIC in JAPAN 2005”レポート
05.10.5


この10月の1、2日と日本ののこぎり演奏家、愛好家が集まってピクニックをしました。その名もMUSICAL SAW PICNIC in JAPAN 2005。去年は僕達、日本のこぎり音楽協会関西支部の10周年記念で、ホールでのコンサートを開催しましたが、今年はアウトドアでバーベキューでもやりながら朝から夕方まで誰かがのこぎり弾いてるような、もっとゆったりとした場を作りたかったのです。今回は僕らが知っている限りの日本中の奏者に声をかけ、北海道、東京、名古屋、関西からあわせてなんと70人!もの”のこぎり弾き”たちが集まってくれました。
今回の開催地、滋賀の山の中のキャンプ場は自然が美しい絶好のロケーションで、なんとちゃんと舞台まであるのです。僕はアメリカのカリフォルニアの森の中で毎年行われているMusical Saw Festival &Picnic をお手本にしたかったので、まさにピッタリの場所。滋賀支部のメンバーが見つけてくれて、夏ごろ開催をここに決定し、みんなで着々と準備を進めてきました。関西支部の植西さんと、岸本さんが本当にいろいろ準備を進めてくれて、いよいよ当日を迎えました。
昼すぎになり、現地にメンバーが集まり出しました。初めて会う顔もありますが、のこぎりがパスポート。これさえあれば、何だか友達。これは海外でも同じ感じです。言葉がなくても想いが伝わる、不思議で楽しい感覚なのです。荒砂さんと僕で慣れない音響セットを組み、関西支部の衣装でお馴染み、メガTの作家のリナちゃんたちが舞台の飾り付けをしてくれました。キノコオブジェもええ感じ〜。で今回、60人分のバーベキューや飲み物、お昼のカレーを手配してくれたのが、東海支部のmasa!今回のピクニックの大成功はmasaのお陰でもあります。彼はキャンプやアウトドアのスペシャリスト。リュック一つで日本を一周したこともある人なのです。安くてうまくていい食材を予算内に大量に仕入れてくれて、もう本当に最高でした。美味しすぎるそのバーベキューに、一時は一同パニックに!彼が「こだわった」という美味しいお酒、僕もチチさんも飲み過ぎたわ。
東京の川口さんは仕事で世界を回っているので、海外ののこぎり奏者の友達がたくさんいる人。川口さんが直接もらったり買ったりしたのこぎり音楽のCDコレクションをみんなで聴いたり、アメリカ人(いまは東京在住)のこぎりパフォーマー ガイさんの最高に楽しいパフォーマンス、各支部の腹の皮がよじれる出し物が続き、夜も更けていきました。歌ったり騒いだりしてるうちに、僕が車のキーをインドアしてないのにしたと大騒ぎした事件(実はあまり覚えていない)があり、泥酔で風呂からあがってこない人がいたり、その他、いろいろあった中で一番強烈だったのが、炭焼き小屋の大火事をのこぎりメンバーで懸命に消火活動する!という、酔いも醒めてしまう大事件。事なきをえたので今は笑い話ですが、その10メートルをこえる火柱にがむしゃらになって火と戦いました。あ、原因は僕らじゃないですから。朝、ちゃんと管理責任者から謝罪がありました。

そんな大騒ぎで夜も更け、清々しい朝を迎えいよいよ本番、ほぼ全員参加ののこぎり演奏タイム!みんな各自練習した曲を発表していきます。まだ昨日の酒が残っている人や、緊張のあまりいつもよりよけいにビブラートがかかっている人!など、意外と本番に強い人など、とてもフランクなそのステージに、ゆるゆると引き込まれていきました。本当にいろんなのこぎりや弓、ビブラート、演奏スタイルがあり、楽しい。曲も、クラシック、ロック、パンク、ポップ、ハワイアン、フォーク、演歌、と様々で、まあ、のこぎりってまだまだ可能性があるな!とワクワクしてきました。東京から参加してくれたおぎ原さんのすてきな演奏のあと、彼の率いる東京合同合奏チームのかえるの歌は、ほんとに巨大カエルが目の前を通り過ぎるようなビジュアル系。玉ちゃんとツッチーのソースは「のこぎりは使いませんがのこぎりスピリットを感じてください」と、一同爆笑。チチさんは、自慢のバンジョーウクレレとのこぎりを同時に弾くって!
そりゃ無茶な!僕は思いきって、煙が目にしみる〜と昨日の夜の事件の事を歌ってみました。途中、食事班のmasaの「カレーできました〜」というアナウンスに皆、皿とスプーンを持って長蛇の列。みんな、演奏聴いてる?はじきよマネージャー竹中さんは、京都の六曜社で仕入れたコーヒー豆で、美味しいコーヒーをたててくれました。その名も八曜社。面白い事もっとやりたくて、一週間に7日では足りない、8日欲しい!という願いが込められてたの、みんな知ってた?司会は最近のこぎりを始めたばかりのFMcocoroの河原さんが担当してくれました。夕方になり、関西のこぎりオーケストラで新曲も披露し、アメリカも一緒にいった名古屋の田中さん、大阪教室の神谷さんの優雅なソロ演奏に続き、北海道からわざわざ遊びにきてくれたキッコリーズの皆さんが大トリ。昨日の朝の4時にフェリーで新潟について、そこから車で来てくれたんです。本当にご苦労様でした。カポウさん、池ちん、ゆうちゃんの暖かい演奏に、ゆったり包まれ、最後はアンコール!最高!最後はアメリカのフェスでも課題曲になっている「蛍の光」を参加者70人みんなで軽快に演奏し、本当にいろいろあった2日間の幕が閉じました。ほんとはみんなが演奏した事にいろいろ触れたいけど、何せ、70人。また直接話そう。とにかく楽しかった。またやりたい。みんなありがとう!

この秋から来年にかけて、とてもワクワクする企画がいっぱい決まって来ています。詳しい情報はまたNEWSでお知らせしますね。














 
 
 
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